ミルコ日記

趣味や日々の思いを綴ります。

2021年自民党総裁選に思うこと

f:id:mirukodesappu:20211003202418p:plain

f:id:mirukodesappu:20211003202134p:plain

総裁選結果

安倍総理病気退任により急遽官房長官から総裁選に出馬し、自民党総裁に選出され、99代内閣総理大臣となり、安倍総裁の残り任期1年を走り抜けて来た菅首相が、総裁選をせずに再選を果たし長期政権を果たすのかと思われていた。

それが総裁選で敗れた岸田さんが早々に立候補を表明し、高市さんも意欲を示したことで、ちょっと待ったが掛った形になったが、二階幹事の後ろ盾や当初の安倍前首相の支持で総裁選を緊急事態下での不選挙にして、解散権を使って総選挙で自民党の旗頭に立とうとしたが、岸田が仕掛けた二階おろしの総裁選公約で、世論を誘導され、自民党役員人事、内閣改造で形成逆転を仕掛けたが、時すでに遅く、一転総裁選不出馬となった。

これで重石が無くなり、先行の岸田、高市に加え河野、野田を加えて四人による総裁選となり、前代未聞の盛り上がりの3週間となり、ポスト菅を争う事となった。この間わずか1~2週間足らずだったが、誰もこの展開を予想していなかったのではないか。

安倍さんのレガシーを引きずりながら、コロナ禍、オリンピック・パラリンピック開催と言う非常に難しい時期を担った菅総理は短時間にかなりの功績を残したと言える。デジタル庁の創設や、携帯電話料金の値下げ、日本学術会議への人事権行使、不妊治療の健康保険適用等、コロナ禍のオリンピック・パラリンピックの無観客開催とかなりの逆風(反日勢力による)を押さえつけて国際公約を果たしたことは立派だし、無観客にしたことで安倍さんからは失望との声が出たとの事だったが、第五波のさ中での開催ではこれは最上の策だったと思う。

それなのに支持率が上がらなかったのは何故だったのだろう。一般に言う発信力の弱さだったのだろうか、会見で文章の読み上げで自分の言葉で伝えていないから説得力がない等と言うが、それはその人の伝え方とは関係無いように思える。

確かに身振り手振り、目線により、伝える力は大きく変わる、安倍さんにはその表現力はあったと思う。TVで見ているだけの一国民の自分でも政治家の抽象的な。言葉ではは理解もできず共感もできない。”共感する為には、”具体的な言葉"が必要だが、具体的であればあるほど、政治家人取っては言質を取られるので言葉を選ぶ。そうすると迫力も無く、素直に感じることができない。その言葉も発する人によって違うのも厄介かもしれない。私には安倍さんと菅さんが同じ言葉を発しても、受け取り方が変わる。やはり安倍さんの保守としての一貫性や政治的主張を信じているから腑に落ちる言葉があるのだ。そう言う意味で菅さんの政治的主張が掴み切れない為、その発する言葉にも懐疑的になってしまうのだ。

菅さんに難があるのでは無く、寧ろ職人として優秀であることは疑いは無い、しかし伝統的な日本を守ろうとする保守本流の人では無いと言う疑念がある。それが国民には判るのだと思う。情報量が少なかった時代と違い、大体の事は判る事から各自は自由に自分の思う判断ができる。判断が正しいかどうかを裏付けたいので更に共感する情報が無いかをネットで探し、多ければ安心し、少なければ不安になる。

いま日本人が日本人の誇りと民族的アイデンテティの脅威の中にある。多分中国が急成長する今から30年くらい前から日本国内の反日勢力の洗脳工作やプロパガンダがあったのだろうが、表立ってそれと判るようになったのは最近である。ここ数年のネット情報やSNSの利便性の向上で情報繋がり、拡散してあからさまに判るようになった事でモヤモヤした思いを抱いていた人たちが検索して知ることができる。”気づく”様になったのだ。

総裁選候補者の高市さんの存在は知っていたが、総裁選に出馬する会見や安倍さんからの支持獲得等を、見聞きするに、これは本物ではないかと感じた。そう思ったのは私だけでは無かったのだろう。YOUTUBE保守系YOUTUBERたちは挙って高市さんを支持し、総裁本命と持ち上げる。裏付ける様に反日マスコミは存在を無視し、泡沫候補扱いをする。つまり本物なのだ。たとえ今回総裁にならず、総理大臣とならなかったとしても、その将来性は明るい。結局岸田自民党政調会長と言う党の政策策定責任者の要職は間違いなくその存在感を示せるし、その動向を皆が注目している事で舞台は整ったと言える。

次の総理大臣候補として十分な舞台である。

その実力を十分国民に示し、党内人脈を整えれば、安倍さんの後ろ盾が百人力として万全な高市総理待望論へと世論が沸騰すると予想する。

今回の岸田内閣誕生がそのプロローグになると思うと、高市ファンの落胆は杞憂に過ぎないと判る。岸田政権が今は無難なスタートに見えるが、足腰が強いとも思えず、一年経たずに躓きがあると思う、その時に”人が良い”と言われる岸田氏が乗りけれず禅譲するか、辞職し新たに総裁選を招くことは十分予想されると思うのだ。すぐに総選挙があり、自民党は勝てば新たに101代総理に選出され、内閣を改造すれば、その顔ぶれも変わるだろう。次の参議院選で戦う為の陣立てだ、その中で高市さんがどの様な大役を与えられるか楽しみである。

その時までじっくり私たちは高市さんを注意深く見守れば良いのだろう。多少の番狂わせはあろうが、早晩高市総理が期待できる。