ミルコ日記

趣味や日々の思いを綴ります。

A宮家KK問題について考える

f:id:mirukodesappu:20211006134542p:plain

秋篠宮眞子内親王殿下の小室圭との結婚問題である。問題と言うか禍と言うか、日本国民として誰もが存在を意識する天皇陛下の弟君の子である眞子内親王殿下がよもやこのような禍に陥るとは思ってもみなかった。

自由恋愛が程遠いと思える皇室の皇女が、大学キャンパスでナンパされてあろうことか、数々の金銭トラブル、「遺族年金」不正受給疑惑、「傷病手当金」の不正受給疑惑や反社繋がり等ほぼ確定している母子と関わり、世論が疑念を持ち続ける中で、半ば強引に結婚しようとしているのである。(10月6日時点)

婚約に相当する『納采の儀』をはじめ結婚式に至るまで、関連する儀式や行事を行うことがなくなったり、皇室を離れる際の結婚一時金およそ1億4000万円も支給されない事で、国民が祝う事が出来ない状態に斟酌しているようであるが、本質的に間違っていると思うし、納得できるものではない。

国民は形式や金銭を惜しんて反対しているのではない。日本の伝統の大本である皇室は国民の為に「祈る」存在だと言う。だからこそ尊敬され、大切にされる。しかもそれは、皇統で見れば2700年に及ぶ期間続けてこられた重さ故である。その間色々なことがあったであろう。古代、中世から現代に至る価値観や倫理観は一緒ではないし、共有する情報量ははるかに増えているので、様々な食い違いや見解の相違、価値観に関する賛否が異なる事は差し引いても、「あり得ない」と皆が感じ、一部反日勢力はこれを機に国民統合のシンボルである天皇の存在を貶めようとするだろう。

皇室は憲法で謳う国民では無いので、人権はあっても許されない事が多い。理屈を並び立てれば同じ人間として、人権を侵すことの不当性は皆が認める事だが、それを甘んじて受けているのが皇室である。自らが背負った定め、運命、歴史の重みに耐えて不自由な中我慢しつつ、国民の為に祈る存在であり続けるからこそその価値は尊いのである。

秋篠宮皇嗣殿下が日本国憲法では両性の合意によって婚姻できると言うのは一般国民であって皇室に籍を置く内親王に適応されるのかは微妙である。少なからず、皇室を離れてからの話ではないか。皇室を離脱するには皇室会議が必要とされるようであるが、それも男性皇族の場合と言うことだからより複雑だ。

皇族であっても、日本人であり、非常にデリケートで個人的な問題である結婚に関しての自由意思が無いと言うのは問題であり、結婚するかどうかの判断は本人の個人的意思が優先されて当然であると言う事に反対するものではない。むしろ、皇族と言う特殊な存在であるだけに、自然な恋愛から結婚に進めれば最も望ましいと思っているのは私だけではないだろう。上皇・丈皇后陛下の「テニスコートの愛」等は微笑ましいラブストーリーであり、一般人でも共感できる出会いであり、結びつきだと思う。

しかし、眞子内親王殿下の場合は同じキャンパスで育んだ愛と称していても、どこかいかがわしい。その出会いはある意味小室からのアプローチであり、通常の男女間の付き合などが難しい眞子内親王からすれば、学内と言うかなり縛りが緩い環境での接触に新鮮な感情を抱くのは想像に難くない。納采の儀の内定者としての記者会見以降報道が過熱した小室氏の生い立ちや所業、母親の相次ぐトラブルを見聞きするに、これが自然な恋愛であり、一般人も共感できる出会いであったか、どこか小室氏側に”出世欲に近い”下心を感じるアプローチであり、交際であったとしか思えないのである。つまり、自身の出世やステータスを上げる為に最高の権威である皇族に近づいたと思えるのだ。ただ、好奇心から近づいたにしろ、皇族と知って声を掛けたのだから相当な度胸があり、ある意味大物である。

小室家は母親の虚栄心、上昇志向、双子母子と言われるくらいの母子の仲の良い関係で、幼少のときから上流志向を植え付けられる教育環境を圭に与えている。しかしその陰に実父の自殺、その実親の相次ぐ死と不吉な状況があると同時に、母親のお金に絡む粘着的な錬金術が暴露されている。母親の事だから圭とは直接関係ないとは言い切れない事は、母親の再婚相手とされた方との借金問題に関する圭氏の28ページに及ぶ答弁書も全く誠意を感じない内容で、国民の大多数が呆れた事で、この様な母親の詐欺疑惑は圭にも同じ目線で見るべきである。このような結婚に祝福など出来ないと言うのが主たる世論である。

もうすでに結婚を止められる状況でない様である。今後反日勢力このゆがんだ結婚が、その後にアメリカでの新生活をスタートした時からスキャンダルのネタとしてどんどん取り上げ皇室を貶めるに違いない。(パパラッチ報道や暴露記事等もう日本からでは守り切れない。きっとゴシップネタが噴出するだろう)イギリスのメーガン妃の今を見ればすぐ予測できる事態である。

また、結婚破断、離婚等容易に想像できる。本人たちは自身の選択であり責任は取らざるを得ないであろうが、こうしたことが皇室の権威を傷つけ、皇嗣殿下、悠仁殿下に影を落とす。(実の親族の不祥事だから当然)

更に、これが現在皇統の維持議論に影響をすることを懸念する。ある意味、女性宮家問題をクローズアップすることになる。また、女系天皇の否定にも繋がるので、そこは良しとしても、折に触れ出てくるであろう眞子内親王殿下の悪しき結婚の前例が、今後の悠仁親王殿下のご結婚、佳子内親王殿下の結婚に影響してくることは当然で、とても憂鬱である。

しかし、2700年余りの皇統の歴史のなかでは、存在を揺るがすような事件が多く発生したはずである。大東亜戦争での敗戦も皇統の危機であったが、陛下の人柄と日本人の強い支持で乗り切ってこられたことは皇統の持つ強い生命力だと言えるだろう。この生命力を信じる次第である。